今回、『臓器移植』 中でも、心臓移植について少し考えてみましょう。
今の日本での心臓移植は、海外で、日本人以外の方のドナーによるモノがほとんどです。
中でも、15才未満のドナー提供が日本では認められていないため、心臓の適合サイズが、小さい方・子供は100%が海外での移植を受ける事になります。
また、提供者がいて、かつ、適合者がいたとしても、移植臓器の移動手段等が現状では一部地域に限られているために、提供者の意思が尊重されないままに終わるケースが非常に多い。
なぜ?
日本では世界に先駆けて、心臓移植が行われた国でありながら、先進国では最低の移植数になっている。そして、世界的にも優秀な日本人の心臓外科医が数多くいるにもかかわらず、そのほとんどが、海外で活動している。
国内には、多くの助かる命が提供を受けられずになくなっている。
ちなみに、この10年間で国内で心臓移植手術を受けた方の数は、45名。アメリカでは2005年の1年間での手術数が2125名となっている。
決して、需要が少ないわけではないけれど、実際にはほとんど行われていないに等しい数ではないか。
そのことを、あなたは知っていましたか?
私自身、もっと行われていると思ってました。しかし、現実にはやってないに等しい・・・・・・。
もう一度 『なぜ?』と 問いたい。
自分も含めて、如何に臓器移植に関する関心が低かったかを、思い知らされました。
昨年、日本医学会で行われたシンポジウムの動画がありますので、是非ご覧頂きたい。
第132回日本医学会シンポジウム
大変失礼な言い方だが、高齢者への不必要な延命治療=家族も本人も望んでいない、が機械的に行われていて、それに対して治療を必要としている患者への対応が、あまりにもお粗末。
地域医療の件しかり、産婦人科の問題しかり・・・・・
働き盛りの人は、休みも取れなければ、医療費も高いという現状。死ぬまで働けと言わんばかりの・・・・。
ここでは、『こうあるべきでは』という事を投げかける代わりに、これを読んだ人に、少しでも関心を持って貰いたかった。
私は、30才の時に 心室細動を起こしました。これが起きると数分以内に心臓が停止します。私にも それが起こりました。
心臓に重大な病気を抱えている方は、いつもその恐怖を感じて過ごしていらっしゃいます。
心臓が拍動出来ずに、ブルブルと震えた時の恐怖と不安。
それがいつ起きてもおかしくない状態で、ひっそりと生活をしている患者達。
日本では移植手術が出来ないため、海外での移植に賭けるが、重篤な患者でないと海外での移植が出来ない。
普段でさえ、車いすで生活しているような人が、いよいよ危険な状態だからと、飛行機に乗って海外に行けると思いますか?
何とか無事に、海外にたどり着けたとしても、適合したドナーが見つからなければ、帰ってくる事になる。
海外での移植手術を受けるためには、『死』を覚悟しなければ、日本を発つ事など出来ないんです。
■ドナー登録はこちらから、
(社)日本臓器移植ネットワーク
こちらで、臓器移植に関する法令などを見る事が出来ます。
ちなみに、『臓器提供意思表示カード』は、『臓器提供しない』という意思表示をすることも出来ます。『提供しない』と言う意思表示が悪いとは全く思いません。
むしろ、意思表示をしていない事の方に問題があると思っています。
ネット上で登録出来ますので、自分の意志を第3者に判るようにしましょう。
■NPO法人 ハートtoハート・ジャパン
こちらの体験談も読んでみてね。私は、ビデオでこれを見る事が出来たんですが、まぁ それがきっかけで今回の記事になったわけです。
その時のビデオを、動画配信出来ればと思ってます。
私は、私一人の力で生きてる訳じゃない事を感じる事が出来る。
だけど、心臓が止まった時、
自分の身体(肉体)は自分の物ではない事に気づく。
遠ざかる ”音”、
失われていく ”世界”、
冷たくなる ”肉体”、
魂の入れ物だけの ”肉体”
自分の肉体が、自分の物でなくなった時に始めて気づいた時には、再び、その肉体に戻れる事は少ないです。幸い、私はこうして、記事を書く事が出来ていますが。




