不労de 最終章のように、毎週毎週申請をする必要がなく、株式会社Kabukume の方で全てやってくれるので、全自動という意味では本書の方が近いだろう。
4 ページ
マニュアルの流れ
(1) まずアフィリエイト登録が必要となります。
「情報商材の販売サイトで尚且つ配当金システムを販売されているサイトへ行き、アフィリエイト登録をしてください。」
ここにはインフォカート、インフォトップ、インフォスタイル、WebDoが紹介されているが、本書が登録されているのはインフォスタイルとWebDo のみである。
おそらく、インフォカートでは商品の搭載を拒絶されているだろう。
続いて
「アフィリエイト登録を完了されましたか?完了後は当社指定の商品をアフィリエイトしていただきたいと思います。この商品は参加する権利を販売するページではございません。特典1.10 日に一度自動で配当金
確定後支給
特典2.SEO 対策ソフトやメール配信ソフトなど無料ダウンロードプレゼント
特典3. スタッフによるメールサポート アフィリのノウハウを学び自己で情報企業を起こせるまでに成長していただくことも可能なトータルプロデュース商材です」( 原文ママ)
つまり、この商品を売れば、インフォスタイルやWebDo からのアフィリ報酬以外の利益の分配が得られるということである。
そのまま受け取ると、良心的ないいシステムに思えてしまう。しかし、致命的な問題がある。
それは本書には、『本書を売って分配を得ましょう』
以外のことは何も書いていないのである。
本書を読んだら、
・お金儲けのヒントになる情報が書いてある
・ネットビジネスで役に立つ情報・ノウハウが書いてある
というのであれば文句はつけようがない。しかし、そのような情報は一切なく。ただ、本書を売って分配金を得ようということである。
つまり、本書はマルチ商法への参加権利といったところである。
一応、
「完了後は当社指定の商品をアフィリエイトしていただきたいと思います。この商品は参加する権利を販売するページではございません。
特典1.10 日に一度自動で配当金確定後支給
特典2.SEO 対策ソフトやメール配信ソフトなど無料ダウンロードプレゼント
特典3. スタッフによるメールサポートアフィリのノウハウを学び自己で情報企業を起こせるまでに成長していただくことも可能なトータルプロデュース商材です」( 原文ママ)
という逃げを打っているが、無料ダウンロードプレゼントは再配布可の無料ソフトやレポート配布に過ぎない。( たとえば、ヤニクシルバーの小川忠洋氏監訳のレポートなどである)メールサポートがどこまでやってくれるかもわからない。
更に、後述するがホームページの作成代行は有料である。では、どのように分配をしていくのかを見てみることにする。
5 ページに配当原子( 配当原資のことか? ) の計算方法が書いてある。まず、配当原子は総売り上げから諸経費(ASP 決済手数料+ アフィリエイト報酬) を引いた金額となる。
次に通常配当というものがあり、これは配当原子の25% となる。更にボーナス配当が配当原子の12% 用意されている。
なお、ボーナス配当の配分はつぎのようになっている。
1 ヶ月の間にファーストステージ(1 本以上販売) をクリアした人の人数割りで12% のうちの2% 分を得られるセカンドステージ(2 本以上販売) をクリアした人の人数割りで12% のうちの4% 分を得られるサードステージ(3 本以上販売) クリアした人の人数割りで12% のうちの6% 分を得られる ただ、ここにカラクリがある。
ファーストステージ( 最初の10 日間) に成約がないと、セカンドステージに進むことができないのだ。
つまり、その月はボーナス報酬は1 円たりとも入らないということだ。
( 通常配当の分は入る)また、月末どんなに追い込んでも2 本しか売れなかったら、翌月は全てクリアになってしまう。
ここから見ると、かなりのボーナス報酬の“取りこぼし”が考えられる。
仮に取りこぼしがないとしても、ボーナス配当+通常配当をあわせても配当原子の37% だ。そもそも配当原子とは、売上から諸経費を抜いた額、つまり利益である。
利益の中の37% であるから、アフィリエイターがどんなにパーフェクトに配当を得たとしても胴元はビクともしないのだ。
6 ページに配当金システムの例が書いてある。
「例 総売上11,920,000 円で150 人の配当権利者の場合
総売上(11,920,000)- 諸経費
(ASP 決済手数料1,208,160- アフィリ報酬2,384,000-2 ティア報酬596,000)
= 配当原子(7,731,840 円)
配当原子(7,731,840 円) × 25% = 通常配当(1,932,960 円) ÷ 150
=1 成約当たり12,886 円
配当原子(7,731,840 円) ÷ 12%= ボーナス配当(927,821 円)
ボーナス配当
ファーストステージクリア人数100 人:配当原子(7,731,840 円) × 2% ÷ 100 人
一人当たり1,546 円
セカンドステージクリア人数30 人:配当原子(7,731,840 円) × 4% ÷ 30 人
一人当たり10,309 円
サードステージクリア人数10 人:配当原子(7,731,840 円) × 6% ÷ 20 人
一人当たり23,196 円」
もしサードステージまで行けば3 本は売れているのだから通常配当は成約数分、ボーナス配当は人数割りなので
12,886 円× 3 + 1,546 円+ 10,309 円+ 23,196 円=73,709 円となる。
また、全く成約が得られなかった人は、4 ヶ月に1 度配当を受ける権利があるということが書かれているが、配当金がいくらかは書いていない。
通常配当の1 成約分だとしたら、約12,000 円ということだ。
しかし、これにもカラクリがある。
この無成約でも配当は3 回まで、または受けた配当の合計が商材代金を上回れば資格はなくなる。またセールスレターで大々的に書かれていた特権階級というのがある。
これは何と、無成約での保証が3 回のところが5 回になるだけなのだ。
しかも、通常と同様受けた配当の合計が商材代金を上回れば資格がなくなるのだ。
もし、この配当が通常配当1 成約分だとしたら3〜4回で商材代金を越えてしまう。つまりは特権階級であろうとなかろうと、得られるメリットは変わらない。
その他
8 ページから15 ページまではインフォスタイルのアフィリエイター登録方法が、15 ページから25 ページまではライブドアブログの登録方法と、記事の書き方が書かれているだけである。
これで本書のアフィリエイト販売ができるようにはなるが、これで売れるかどうかといえばまず無理だろう。
そこで26 ページでは、ホームページの作成代行やサーバー管理などのサービスをすると書いてある。
ホームページ作成代行がキャンペーン価格で30 万円のところ2 万円で、ドメイン取得・レンタルサーバーの管理費が毎月3,900 円で行うとなっている。
ココまで読んで頂ければ、「買う価値がないモノ」では済まない悪質な商材である事がおわかりいただけたと思います。
PS:上記記事は、「E-Book白書」からの部分引用です。
このように、各商材の概要や再現性が具体的に書かれており、詐欺商材を掴まされずに済む。また、グッドな商材の内容も確認出来る。
E−BOOK白書(イーブック白書) 2008 春 増補最新版
E−BOOK白書(イーブック白書) 2008 春 増補最新版<試験価格>
カテゴリ
タグ