2008年07月の記事一覧

この商材、タイトルとセールスレターを変えれば、まともな商材といえなくもないです。

例えば、

『クレジットカードのショッピング枠を使って現金化する方法。
〜換金率70% オーバーの優良買取業者を教えます〜』

というように。


それでは、『E-Book白書』から抜粋します。



■内容

2 ページ
「すぐに現金を手にすると言うと、思い浮かぶのが消費者金融、いわゆるサラ金ですが、利息は高く、さらに返済が滞ったら後が怖い・・・
やはり利用するには勇気が要りますよね。さらにクレジットカードでキャッシングというのはどうでしょう？

ご存知のとおり、キャッシングは通常のショッピングに比べ非常に利息が高いです。しかも限度額がかなり低く抑えられています。

ですので、実際のところあまり使い勝手がよいとは言えません。また、限度額に達して既に利用できないという方も多いのではないでしょうか。では、いったいどうしたら・・・？！安全に、素早く現金を調達する方法・・・その答えが「クレジットカード現金化」という手段なのです。」

あなたは、街中で『カードで現金』という看板を見たことはないだろうか？クレジットカードには、キャッシング枠といって買い物以外に現金を引き出すことができるサービスがある。

キャッシング枠というのは、ショッピング枠以外にだいたい10 万円〜 300 万円くらいの幅で用意されている。金利は、およそ15％前後である。

この『カードで現金』というのは、このキャッシング枠を使い切った人を狙って、残ったショッピング枠で買い物をさせて、商品を非常に安い金額で買い叩くいう業者である。



本書は、この方法を薦めているものである。確かにすぐ現金を得ることはできるかもしれない。しかしそれは新しい借金を負っているのと同じである。


4 ページ
「そもそもクレジットカード現金化って？「クレジットカード現金化」とは、その名の通り、クレジットカードのショッピング枠を利用してお金を調達するシステムです。

通常、クレジットカードには元からキャッシング枠が付いています。
キャッシング枠を使い切るとそれ以上お金を借りることはできませんが、キャッシング枠が一杯でもショッピング枠が残っていればカードで買い物はできます。

そこでキャッシュバック付きの商品（実際は殆ど価値のない商品）を購入してもらい、それに対する特典として高額のキャッシュバック（現金化）を行うというサービスが誕生しました。

あなたは、普通の買い物のようにクレジットカードで現金化会社の提供するキャッシュバック付商品を購入します。

オンラインで決済（ご購入）していただくことで、直接店舗に出向くことなく、キャッシュバック（現金お振込）ができるサービスです。」


「クレジットカード現金化を知ろう

●クレジットカードのショッピング枠現金化とはクレジットカードのお買い物用のショッピング枠で、クレジットカード現金化会社指定のキャッシュバック付商品を購入して、高還元率にて現金を即日でお振込みするというサービスです。

例えば、30 万円をご利用の場合、還元率85％の場合で現金255,000 円が振込されるというものです。」

これがキャッチコピーの「わずか5 分の簡単作業。それだけで1 時間後に25 万円の元気を手に入れる方法」の正体である。


10 ページ
「メリットとデメリットを理解しよう
■メリット１ 即日？いえいえ、数十分後には現金が手に入る、
■メリット２ 現金化には面倒な審査など一切なし！
■メリット４ 消費者金融、ヤミ金業者に個人情報が流れない
■メリット５ 利息が安い」
( 本書にはなぜかメリット3 がなかった)
とはいうものの、新たに借金を重ねるということには変わりない。


12 ページ
「■デメリット１ 還元率１００％は不可能？
■デメリット２ 似て否なり？ 買い取り業者の存在
■デメリット３ 代金を支払わない悪徳業者の存在
■デメリット４ クレジットカードが必要

クレジットカードが必要というのは、デメリットではない、前提条件である。本書のノウハウはクレジットカードが無ければ実行不可能である。

つまり、クレジットカードを持っていない人、持てない人は本書を買った意味がない。筆者はこの責任に関してどう思っているのだろうか？


16 ページからは筆者の体験談が書かれている。

ここで筆者は
「しかし、車を購入したことをきっかけにローンを多用するようになりました。クレジットカードも何枚も持つようになり、買い物をするさいは必ずクレジットカードのショッピング枠を利用するようになりました。

キャッシングをするにしてもリボ払いにしておけば月々の支払いは１万円でいいということで、どんどんキャッシングも利用しました。

そして・・・いつのまにかクレジットカードの利用総額は１００万の大台に。利息だけでも数十万という厳しい現実を目の当たりにします。

私には家庭もありましたし、こんなことはとても家族には言えません。
消費者金融を利用しようかとも考えましたが、「怖い」というイメージが先行してしまい、消費者金融からはお金を借りませんでした。」

しかし、給料日が来ては妻から与えられるお小遣いから支払いを行い、足りない分はキャッシングで補う。まさにドロ沼です。当然、多重債務者ということで新規でクレジットカードを作ることも出来なくなってしまいました。

何とかしてお金を作らないと・・・

そこで、以前はためらった消費者金融を利用して一本化しましたが、今度は高い金利に頭を悩まされるようになりました。
「このままでは一生借金を背負ってしまうことになる。」
何か良い手段はないかと考え、色々な手段を考えました。もちろん、家族に相談出来るわけもありません。

そんなことを考えながらふら〜っと歩いているときに目に止まったのが、電柱に貼り付けられている張り紙。「クレジットカード現金化」というものでした。
( 中略)
クレジットカード現金化を利用したことによって、全然少ない利息になり、少しずつですが借金を返済し、全額返済することが出来ました。」



多重債務者がさらに借金を重ねて、それでも借金を全額返済できたのであれば、その情報の方が価値があろう。しかし、そのことには触れられていない。



19 ページに
■クレジットカードショッピングならではの低利率として、
「クレジットカードの現金化と消費者金融・クレジットカードの利率を比べてみると、クレジットカードのキャッシングでは、年で27.8%、大手消費者金融では、年で29.2% と、約30% という高利率になっています。

それに対して、クレジットカードの現金化は
・ボーナス一括払い0％〜
・分割払い10.2％〜
・リボ払い15.0％〜
と、非常に低い利率になります。」
と書かれている。現在、消費者金融の利息はこれよりは下がっているが、クレジットカード現金化であれば利息は低いというのがうたい文句である。しかし・・・

「ただし、還元率100％ではなく、70 〜 80％というのが一般的なので（30 万円分の購入で還元率85％の場合、25 万5,000 円の振込み）、その部分を納得の上利用しましょう。」

還元率が30% であれば、100 万円ショッピングをすれば70 万円の還元である。それでも100 万円の支払いは残る。金利に直すとどうなるか？
70 万円の元本に対して100 万円の元利、つまり30 万円の利息がかかる。

つまり
(30 万円÷ 70 万円) × 100=42.86%
の利息がかかる。サラ金どころの金利ではない。しかもこれは、一括払いやボーナス一括払いにして、支払いに利息がかからない場合であって、分割やリボ払いにすれば、これにさらに金利がかかる。そもそもクレジットカードの現金化を考える人が一括で返済できる余力など無いだろう。となると、闇金並みの利息を払わなければならなくなる。

行き着く先は支払い不能なのだ。
「お金に苦しむ人の安定生活を支援する会」
が聞いてあきれる。


23 ページにはクレジットカード現金化が合法であるということで、
「現金化サービスは「大手家電量販店のポイント還元と同類」という見方ができてしまうのです。慣れ親しんだポイント還元と同類であり、この現金化も特に問題は無いわけです。」

と書いてあるが、読むのもむなしい内容である。


その他、キャッシングについて
● 押し貸し
● 整理屋
● 紹介屋
●０９０金融
● 融資保証金詐欺
の解説がなされている。


また、27 ページには闇金融のことが書いてあるが、利息だけで言えば、上記の通り本書の方法は闇金以上の利息がかかる場合がある。


29 ページ
クレジットカード現金化業者を見極めるコツ

ここでは、カードの現金化にも手数料や人件費がかかるので、キャッシュバック95% はありえない、最高でも80% である理由が書かれている。

だから90% 以上の換金を謳っているところはインチキ業者が多いので注意せよと述べている。


35 ページから、筆者が優良と見た業者が挙げられている。

第１位イージーキャッシュ
http://www.astage.net/
還元率：72% 〜 86%
所要時間：即日
利用可能額：３万〜 30 万円
利用難度：低
備考：送料・手数料・カード決済手数料無料

第２位キャッシュナビ
http://as-delivery.ddo.jp/
還元率：70% 〜 86%
所要時間：30 分以内
利用可能額：３万〜 30 万円
利用難度：低
備考：送料・手数料・カード決済手数料無料

第３位キャッシュデリバリー
http://girlsbox.ddo.jp/
還元率：70% 〜 86%
所要時間：60 分以内
利用可能額：３万〜 100 万円
利用難度：低
備考送料・手数料無料


39 ページから、筆者が実際にイージーキャッシュを使った体験談が書かれている。

しかし、どんなに筆者がすごいといっても、クレジットカードの現金化を望んでいない人にとっては全く無価値な情報である。


ＰＳ：上記記事は、「E-Book白書」からの部分引用です。
　このように、各商材の概要や再現性が具体的に書かれており、詐欺商材を掴まされずに済む。また、グッドな商材の内容も確認出来る。

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分相応


かれこれ、２０年ほど前

新宿の総会屋のボスが、


　「人にはそれぞれ、分というモノがあるんだ。

　それを勘違いすると痛い目に遭うんだよ」


　「分相応に生きるのが、幸せを掴むためには必要なんだ」



まぁ、職業柄、分相応に生きていない方がターゲットになっていただけに、凄みのある言葉でしたね。


で、何でこんな事を書いたのかというと、


常々、こちらで『成功するためには』とか『目標を達成するためには』などと言う事を書いています。


一見すると、『分相応に生きる』事と相反しているようにも見えますね。


ここからは　他ではお目にかかれ無いような内容になりますよ。



『分』とは、平たく言えば　その人の器みたいなモンです。

その器以上の事は出来ないし、そんな事しちゃ危ないよと　先人達は書き残しています。


実は、これがスゴク重要なんですが、


目的を果たすために、成功するためには、



この器を大きくする作業が必要なんです。


つまり、あなたの器が少しずつ大きくなれば、あなたの器にふさわしい生活が送れるわけです。それが収入であったり、環境であったり。



イメージ出来ましたか？


「成功するためには、○○しなさい」と言っているのは、


『分』という『器（うつわ）』を、大きくしていく事だったんです。


『分相応』というのはその人にとって、自然な状態な訳です。それ以下であってもダメなんです。


だから、今月収５０万円しか稼いでいない人が、いきなり１００万円は得られたとしても、どこかに無理が生じてしまうのです。



でもそれが、アフィリエイトを始めて


「始めて５０００円が得られた！」

「次は、なんと３万円だ！」

「お、今度は３万５千円か、ちょっとやり方変えてみようか」

「やった、５万円だ〜」

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「濃い読者も集まって、１回メール流せば１０万行けるようになった〜」


このように、少しずつレベルアップを繰り返していくと、

３ヶ月後の自分の姿が想像出来るようになります。


仮にその通りにならなかったとしても、少なくともそれに近づいているはずですね

『器』がドンドン、大きくなっていくのが実感として掴めているからです。


この状態になれば、月収１００万円も５００万円も、夢の数字ではなくなっているはずです。


これが、『成功の体験を積み重ねる』と言う事なんです。

それが、『自分に自信が持てる』状態な訳です。

『成功の体験』の中には、多くの失敗があっても良いんです。


それは成功へと必ず結びつくのだから、器のストレッチにはなってるはずですよ。


夢は実現出来るモノ、あきらめるモノでも、絵空事でもない。

努力する人にとって、それは実現可能な事なんです。


『分相応』という言葉は、人生をあきらめたり、何かを我慢したりする言葉ではないのです。


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今年に入って、１００年持つ家を売り文句にした「木の城大雪」という北海道の住宅メーカーが倒産しました。



建築途中の方は、とても辛い思いをされた事と思います。


何せ、借金の他に建築途中の家の処分も迫られるんですからね。



で、このメーカーは坪単価をかなり安く提供してまして、広告では、坪３３万円を詠っているけれども実質、その半分くらいまで下げる事もあったようです。


少しでも安く、立てたいと思う気持ちを逆手にとってと言ったらいい過ぎかも知れませんが、品質は、中の中くらいかな？


ま、良くもなく、悪くもないレベル。



しかし、１００年持つかは疑問が残りましたね。




同じ北海道の住宅メーカーに、土屋ホームというのがあります。



ココの社長は、１００年持つ会社にするんだと言ってましたね。

で、実際ほとんど値引きはしないし、坪単価も安くはないけれども、品質は最高レベルです。


そして、契約時は必ず現金で　１００〜２００万円建て主に支払わせていました。


理由が、先程の会社がつぶれれば、建物の保証が出来なくなる事が上げられていました。



つぶれない会社。　一生モノの家を建てるのに、　つぶれるような会社に建てては欲しくない。


話しのついでに、選んではいけない住宅メーカーに　ミサワホームがあります。



住宅デザインとしては素晴らしいモノがありますね。一流です。


しかし、住んで公開するのもミサワですね。　数年で手放される方が多い住宅メーカーです。



で、困ってしまうのが、ミサワの家は建築業者も流通業者も嫌がります。



目に見えない部分が痛んでいるんです。最近は大分工夫が凝らされるようになってきたので、以前ほどではなくなってきましたが、業界での品質に対する信用は低いですね。



トコロで、最近はログハウスメーカーの話しを耳にしなくなりましたね。


景気の良い時だけの話しだったんでしょうか？



ちなみに、ログハウスを建てるのは楽しいですね。メーカーに頼むのではなくて、友人や、趣味の仲間が集まって一つの家を建てる。


まぁ、大体が　数軒建てる事になると思いますけど・・・・



自分で建てた家というのは、スキマ一つにも愛着が湧くというか、そんなところがまた楽しかったりします。



先程の土屋ホームですが、このメーカーの戸建て建築業界での貢献は大きいんですよ。


大小のメーカーの品質レベルを格段に向上させたのが、このメーカーの存在だったんです。


それまでは、一流企業でも、工務店でも　品質の高い家を建てる事が出来たのはごく一部でした。


それが、このメーカーの活躍によって、全体のレベルが上がったんです。まぁ、大手のメーカーでは未だにレベルの低い家を建てているところもありますが。


免震構造だとか、補強材だとかに頼らなければならないのは、元のレベルが低いからなんだという事を無視してる。もちろん補強材が入っている方が良いけれど、


レベルが低いのに、補強材を入れても、むしろ耐震強度が下がったりします。


日本建築の技術の高さを棄てて、金具での固定。大変疑問です。


金具で補強するならばよし、しかしコストを下げるためにそれをメインにするのは納得出来ない。


そもそも、金属と木材では性質に違いが有りすぎるんですよ。


だから、その良いところを使って、お互いの弱点を補うのが正しい使い方。


家を建てる時は、カンナも掛けられないような大工に家を建てては欲しくないですね。そんなの大工とは呼べないでしょ。



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